要注意: Office 365 チームサイトの「ワークフロー」設計は SharePoint Designer 2013 に順次切換…の筈なのだが

| 2012年11月12日

Office 365 の「チームサイト」、SharePoint Online では、無償ツールである SharePoint Designer で「ワークフロー」と呼ばれる簡易エージェントを設計する事ができる。ただし最近の Office 365 のサービス更新に伴い、現行の「2010」ではなく、新しい「SharePoint Designer 2013」が必要になる。現行ツールではエラーになり、設計できなくなるため要注意だ。

SharePoint Online のサービス更新に伴いワークフローの編集には SharePoint Designer 2013 をご利用ください
新しい Office Web Apps の導入に伴う SharePoint Online のサービス更新の作業が進行中ですが、この更新に伴いワークフローの作成やカスタマイズに SharePoint Designer をお使いのサイトの管理者は、SharePoint Designer 2010 の代わりに、SharePoint Designer 2013 を利用する必要があります。

Office 365のサービス更新はテナント単位で段階的に行われるため、この切替は「一斉」ではない。自分のチームサイトがどちらのバージョンであるかは、SharePoint Designer (これは 2010 で良い)で確認できる。SharePoint Desinger でチームサイトに接続し、最初の画面で「SharePointのバージョン」をチェックする。下図のように「15.0.0.xxxx」の場合、アップデート済みのため、SharePoint Designer 2013が必要になる。

このアップデート済みサイトで、既存のワークフローを SharePoint Designer 2010 で編集しようとすると「SharePoint Designer でアイテムを表示できません」と表示され、編集できない。また、新規作成しようとしても、新規ダイアログの後、無反応になってしまう。

SharePoint Designer 2013 はこちらからダウンロードできる。インストールする PC の OS により 32bit 版と 64bit 版があるが、通常は32bit版を利用すればよい。既存の SharePoint Desinger 2010 と同居させることができるので、アンインストールの必要はないが、サポートされる OS が Windows 7 以降、つまり XP と VISTA はサポート外である点に留意。

SharePoint Designer 2013
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=35491

それにしても、この規模の更新をコミュニティのブログ記事、しかも事後通知で済まされてしまうのは、正直、困る。クラウドサービスの宿命、と言えばそうかもしれないが、これではシステム管理担当者は頭を抱えてしまうだろう。コンシューマの無料サービスならいざしらず、企業用途の有償サービスなのだから、よりきめ細かな情報公開お願いしたいものだ。せめて事前告知は徹底して欲しい。

しかし SharePoint Designer 2013 でも駄目なのでは?

上記は公式ブログ記事の情報をベースに書いたのだが、いざ、SharePoint Desinger 2013 をダウンロードし、私のチームサイト(プランP)で既存のワークフローを開いてみると、同じエラーになってしまった。

新規作成も、この通り不可だ。

これはどういうことだろうか。

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