SONY WALKMAN NWD-W263 を購入したので感想とか

| 2011年10月30日 | 0 Comments

健康維持のためランニングをはじめよう、と考えていた。しかし音楽を聴きながら走ろうとすると、どうしてもイヤホンとコードが気になる。コードが跳ねて邪魔だし、その勢いでイヤホンが抜けてしまうこともある。そんなとき、電気屋の店頭で新型ウォークマン NWD-W263 を見かけてとても気になったので、思い切って購入してみた。

装着感はすこぶる良い。耳にもほぼ全くホールドしていないのに、このグリップの良さは何だろうと、不思議になるくらいだ。機構を詰め込んだことで通常よりも重くなったヘッド部分を、逆に活かした形状の妙だろうか。

防水仕様なので、汗をかいても水洗いできる。ちなみにこれを装着したままプールで泳いでみたところ(注:非推奨)特に問題はなかった。ただし、耳に水が入ると音が遠くなるので、水中で使うのには向かない(当たり前)

もちろん、走るには全く問題ない。

ランニング用途で購入したこの NWD-W263 だが、日々の通勤路でも案外悪くない。ケーブルがない、ということがこれほど楽とは!満員電車でも、ケーブルが誰かにひっかかることを気にしなくてすむ。カバンの中でも散乱して絡ま無いのは助かる。

操作はすべて本体のボタン、つまり左右の耳元で行う。仕草としては耳朶を弄る感じで違和感はない。当然、手元(耳元)は見えないのでボタンの並びを覚えておく必要があるが、それを前提としてシンプルに整理されているため問題無い。

同じ理由でディスプレイや発光ランプも無い(電源以外)ため、再生中の曲名や、例えば今シャッフルがOnかOffかを確認する方法はない。その代わりだろうか、モードを切り替える等、操作を行うと音声で “シャッフル オン”とか教えてくれるのだが…これがなかなか(笑)妙にSFチックな女性ボイス(英語)で、なんというかテレビゲームみたい※で私は大好きだ。聞きたくて時々、必要も無いのにシャッフルボタンを押してしまうのは内緒だ(笑)

※グラディウスでパワーアップした際に「ダゥブル・ミッソー」「リッポー」とか読み上げてくれる感じ。判る人は判る。

ひとつ、どうにも納得いかないのがボタンの前後。実際に装着して操作してみると先送り/戻し、音量+/−が逆なのだ。感覚的に「下」をクリックすると音量が上がる。おそらく、私が NWD-W263 を下向きに装着しすぎていることが原因だと思うのだが(もう少し「上向き」にすれば、「前」をクリックして音量UP/先送りになる)、いかんせん、この位置が私の耳にいちばんしっくりくるのだから仕方ない。

充電、曲の転送はミニUSBケーブルでPCと接続して行う。ケーブルが1本で済む上、高価な専用アダプタでないのは非常に好感。別売りで専用ACアダプタも購入できる。

曲の管理・転送にはXなんたら、というSony版「iTune」があるのだが、こちらもiTune同様、すこぶる評判がよろしくないようなので、インストールしなかった。本体とPC/MacをUSB接続すれば、エクスプローラ(Finder)で本体を覗くことができるので、「Music」フォルダに直接曲ファイルをコピーすればOK。アートワーク等はそもそも見られないので関係ないだろう。

曲順(再生順)はファイル名で自動的にきまる(名前の昇順)。フォルダがある場合、フォルダも名前順で、かつ階層が浅いフォルダが優先される。また、先送り/戻しボタンを長押しするとフォルダごとスキップできるので、このあたりを巧く調整すると使いやすくなる。とりあえず、ある程度の曲数毎にフォルダを切っておくと、一括スキップが出来て便利。もちろんジャンル別やアーティスト別に切ってもいい。

そうそう、書き忘れたが、長押しで「フォルダスキップ」仕様なので、なんと一曲内で「早送り/巻き戻し」が出来ない。まあ、確かにランニング中に曲を少しだけ戻す、なんてシーンはあまり想像できないが…しかし、長押しで先送り、ダブルクリックでスキップ、の方が一般的ではないだろうか?難しくも無い筈なので、ぜひ実装して欲しかった。

総合的にかなり満足。上記不満点がかなりマイナスだが、ボイスでプラス(笑)されて、総合80点、ということころか。ランニング用途ならとてもお勧めできる。

SONY NWD-W263(白)
http://www.sony.jp/walkman/special/adidas/white.html

WALKMAN NWD160
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