注目企業.COM(カンパニータンク)さんから怪しげな文書を頂いた

| 2011年10月31日 | 1 Comments

先日のエントリ「「躍進する企業の貯蔵庫」注目企業.COM(カンパニータンク)の取材(記事広告)をお断りした は、正直なところもう完全に失念していた。ところが、なんと先方(国際情報マネジメント有限会社)より、意図を理解しかねる文書が郵送されてきた。

・書状(このPDF
・会社謄本(国際情報マネジメント有限会社)
・印鑑証明書(国際情報マネジメント有限会社)
・身分証明書(八木という方の健康保険証コピー)
・ブログ記事を印刷してハイライトしたもの

弁護士からの通知だろうか、と通読したのだが、どうにも違和感がある。中途半端に第三者視点、とでも言うのだろうか。一体、この文章は誰が誰に対して発信し、誰にいつまでに何を求めているのか?謄本と健康保険証の意図するところは?

「侵害情報の通知書 兼 送信防止措置依頼書 あなたが管理する特定電気通信設備に掲載されている下記の情報の流通により当方の権利が侵害されたので、あなたに対し…」「発信者へ指名を開示して差し支えない場合は、左欄に○を記入して下さい。○印の無い場合…

意味が分からない。

少し調べてみると、この書面は「プロバイダ責任制限法関連情報Webサイト」に掲載されている「名誉毀損・プライバシー関係書式(PDF)」だった。ただし、この書式は本来三枚綴りになっており、一枚目が発信者→プロバイダ、二枚目がプロバイダ→実際の掲載者、そして三枚目が掲載者から発信者への回答、という体裁になっている。

つまり、本来、プロバイダに送るべきものなのだが、その一枚目だけを単独で流用していため意味が通らなくなっているのだ。好意的に解釈すれば、このブログは独自ドメインのため、社内サーバでホスティングしていると考えたのかもしれない。それでも謄本と印鑑証明、それに「八木某さんの健康保険証コピー」については意図不明だが…

残念ながら本ブログはレンタルサーバ上で運用されており、「特定電気通信設備」が私の管理下にない以上、お応えする筋ではない…のだが、もちろん先方の趣旨がそこにないことは察するので、一応、以下でお答えしたい。

まず、記事は消すつもりも、修正するつもりもない

ブログ内に悪徳商法、詐欺、悪質などとあるが全くの事実無根である

わざわざ本エントリの詐欺、悪徳商法、などキャッチーな単語のみをハイライト頂いているが、エントリをきちんとお読み頂きたい、としか言いようがない。私は「カンパニータンク(国際情報マネジメント社)=詐欺」などとは一言も断じていない。あくまでカンパニータンクの取材手法と姿勢という事実に自ら接し、それに対して「これは取材商法の一種」「一概にはいえないが、悪質」「まぁ詐欺」と自身の感想を述べた迄である。

ちなみに、

あこがれの●●さんが来て取材してもらいました~」と喜んでブログに報告している人も多い。芸能人と1時間、ほぼマンツーマンで会話できて7万円なら、考え方次第ではアリかもしれない

とも書いているのだが、その辺りはどうお考えだろうか?

弊社取引先であるプロダクションにより具体的氏名が記載されていることにより、イメージダウンに繋がるとして削除要求があるので早急に対処願いたい

私もあまり人のことは言えないので、誤字は許そう。さて、申し訳ないが、これはカンパニータンクの問題であり、私の斟酌すべきことではない。そもそもインタビュアーとしてカンパニータンクのWebサイトに掲載されている名前であり、御社の記者が私に提示した名前である。それがイメージダウンに繋がるのなら、タレントの名前を粗末に扱うカンパニータンクの営業方針の問題だ。その責をこちらに求められても困る。

もちろん、プロダクション側はむしろ被害者、とは言えなくもないし、タレントご本人には好感しかもっていないので、直接のご依頼があれば名前を消すくらいの対応はしたいと思う。

返答は以上。以下はわたしの憶測になる。

いや、なんともいい加減な仕事というか、手間を掛けているようなないような、不思議な書状だった。削除訂正依頼なら、普通に会社宛にメールを送ればよい。ましてや健康保険証など頼んでもいない個人情報を漏洩されても困る(ちなみに謄本によるとこの八木氏は国際情報マネジメント有限会社の取締役らしい)

察するに「脅し」にしたかったのだろう。脅し、という言葉がスマートでなければ「心理的効果」と言い換えてもいい。私だけでなく関連するブログには(連絡先が特定できれば)一通り送っているのではないだろうか。だとすれば姑息だし稚拙な手口だと言わざるを得ないもちろん、上記の通り、これこそ憶測なので、事実誤認と言われればそれは撤回する。

「躍進する企業の貯蔵庫」注目企業.COM(カンパニータンク)の取材(記事広告)をお断りした

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2014/01/19:国際情報マネジメント有限会社より「侵害情報の通知 兼 送信防止措置依頼」にて事実と異なる旨の指摘を頂いたため「憶測」部分を削除し、タイトルを【「元気を伝える」カンパニータンクさんから怪文書(?)を頂いた】から変更。あわせてリンク元のタイトル変更を反映。一部表現を訂正。

Filed in: 雑記
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