[Offce365]編集中の公開Webサイト（Webページ）を非表示にしたり履歴管理したりする方法（ただし非公式） -2-

前回からの続き。SharePoint Onlineの標準機能を活かし、Office365の公開Webサイト（Webページ）で、「編集中は非表示」「履歴管理」を行う。ただし非公式なので、自己責任だ。

せて、前回新しく作成したビューには ./Pages/Forms/admin.aspx でアクセスできる。以後、操作はすべてこのビューから行うものとする。

これで準備は完了だ。試しに「サイトマップ」を編集して保存する。

すると、先ほどの /admin.aspx で、サイトマップが「承認待ち」スタータスになっていることが確認できる。

また、ファイル名（sitemap）をマウスでポイントして表示されるドロップダウンがメニューから「バージョン管理」を選択すると、下図のように、先ほどの編集内容が別バージョンのかつ下書き（未承認）として保存され、ていることが判る。

そしてこの状態で、Office365からログアウトして、公開Webサイトにアクセスしてみる。すると、先ほど編集して保存した内容はまだ反映されていない（注：同じコンピュータでログイン→編集保存→ログアウトで確認すると、おそらくブラウザのキャッシュの問題で、変更が反映されているように見える場合がある。できれば別のPCからアクセスして確認して欲しい）

次に、今度はドロップダウンから［承認/却下］を実行する。ダイアログで［承認］→［OK］だ。

すると、一般ユーザにも、編集された公開Webサイトが公開される。

なお、この状態であらためてサイトマップ（sitemap）のバージョン履歴を確認すると、バージョンがひとつ繰り上がっていることが判る。もし過去のバージョンに戻したい場合、やはりバージョン管理画面から操作する。

何故マイクロソフトはこの機能や、設定関連のリボンメニューを「消して」しまったのだろうか？思うに、設定画面を解放することによるトラブルを抑止する為だろう。

ユーザがライブラリの設定を不用意に変更してしまったり、最悪、削除してしまう可能性もある。公開Webサイトをホストしているため、その影響は大きい。オンプレミスと異なり、SharePointについてきちんと理解していないユーザ（管理担当者）が少なくないことを考えると、これはこれで正しい判断であると私も思う。

しかし、冒頭で述べた通り、このままではWebサイトのCMSとしては決定的に機能不足であることは間違いない。今後のアップデートに期待したい。

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