[Office 365] Lyncで自社以外のユーザとコミュニケーションする設定(外部通信の有効化)

| 2011年12月21日 | 0 Comments

Office 365のサービスのひとつ「Lync(リンク)」は、ミもフタもない説明をしてしまえば「Skype(スカイプ)」互換のオンラインメッセンジャーだ。ポイントは(管理者が許可していれば)自社/他社問わず他のLyncユーザとも連絡が取れること。アカウントの交換(承認)が必要なスカイプと異なり、事実上メールアドレス=アカウントであるため、非常にオープンな位置づけのツールだと言える。

Lyncで外部ユーザとの通信を許可する設定は、契約プランにより若干異なる。プランPの場合は以下のとおり。管理者のホームページ→[Lync|全般設定]→外部通信の設定:[有効にする/無効にする]

この設定はデフォルトで有効だが、独自ドメインを設定している場合は、一旦[無効]にした後、再度[有効]にする必要がある。設定してからそれが反映されるにはかなりの時間を要するので注意。

反映が完了すると「外部通信の状況」が「開始中」から「有効」に変わる。

プランEの場合、こちらはデフォルトで無効。また有効化するにあたり、先ず 管理者の概要→[Lync Online|管理]から、[ドメイン フェデレーション(連携)]を有効にする必要がある。その上で、[パッブリックIM]→パブリック IM 接続の状態:[有効にする/無効にする]

こちらも反映にはかなり時間がかかる。ステータスは[有効化を保留中]→[有効]に変化する。

外部通信の設定が有効であれば、Lyncクライアントの連絡先ボックスにアドレスを入力すると、自動的にそのユーザが検索、表示される。もちろん、相手側でも外部通信が有効である必要がある。

なお、自身では試せていないのだが、Windows Liveメッセンジャーや、オンプレミス型のLyncでも通信できるそうだ。

「オープン」なLyncは、利用してみると確かに便利だ。Windows PhoneやiPhone、Android、それにMACむけクライアントも用意されており、まさに「場所を問わない(ユビキタス)」なコミュニケーションが可能になる。

しかし、顔写真やプレゼンテーションまで「ダダ漏れ」状態のため、その点は配慮しつつ利用する必要があるだろう。

Office365サポート:Microsoft Lync Online をセットアップする/外部との通信を有効または無効にする
Microsoft Lync(製品ページ)
Microsoft Lync 2010 for iPhone
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モバイル通信 office365201
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