ものごとの是非は立場により異なる、という当然の話(そしてイケメン)

| 2012年4月6日 | 0 Comments


先日、顧客との打ち合わせい向かうため山手線で移動していると、目の前で2人組のOLが会話していた。C#の習得ががどうのという話題もあったので、おそらくIT業界関係者だろう。

このOLが勤務する会社が入っているビルでは、清掃をはじめとする管理業務は管理会社が行っているそうで、この管理会社の現場主任というも言うべき担当者の話だ。なんでも、この担当者、テナント企業の社員や関係者の顔のみならず所属なども一通り覚えており、そのためエレベータなどでは入ってきた社員に応じて予め所属フロアのボタンを押してくれたりするらしい。

私は横でなにげなくこの話を聞き、いたく感心した。これこそプロの仕事だと。ところが、OLの印象は全く違ったらしい。

ちょ〜気持ち悪くなぃっ!?
「ねー」

唖然としたが、しかし成程とも思った。私は管理視点、どちらかと言えば組織マネジメントの観点から、このような熟練社員の存在はセキュリティ上好ましいと考え、また、いちビジネスマンとして、その努力に敬意を感じた訳だ。しかし、二人のOLは個人(女性)としての観点から、自身の情報が意図しない範囲で把握されていることにネガティブな印象を抱き、それを「気持ち悪い」と表現したのだろう。

これはもちろん、どちらが正しくてどちらが間違っている、という話ではない。ただ、ひとつの物事に対する評価は、立場により正反対にもなりえる、という好例だと思ったので紹介した。

まあ、ミもフタもないこと言えば、もしこの現場主任がイケメンだったら…?恐らく話は別なのだろう。セ・ラ・ヴィである。

イケメン101
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